文芸誌『竜骨座』

自由な創作活動を楽しむ文芸・文学サークルcarina。文芸誌『竜骨座』の作成。

2022-01-01から1年間の記事一覧

映画版ビブリオバトルを行いました

11月13日の定例会後に、サークル活動の一環で、映画版ビブリオバトルを行いました。 本来のビブリオバトルは各自が面白いと思った本を紹介し、参加者でその本について話し合うというものですが、今回はこれを映画で行います。 各自がおすすめの映画をプレゼ…

夏目漱石の軌跡をたどる~『草枕』の旅~

福岡支部代表の無良戸です。 先日、熊本県の小天温泉を訪れました。 夏目漱石の『草枕』の舞台となった地です。 竹林の中の石畳の道、峠の茶屋、眼下に広がる有明海、みかん畑、そして作品中で画工が滞在した前田家別邸。 「夢のような詩のような春の里」と…

萩原朔太郎展行ってきました

転職してから6kg太って体重計の上で泣きました。駒田です。 それはさておき、世田谷文学館で開催中の萩原朔太郎展、ならびに徳富蘆花の邸宅跡地である芦花公園に行ってまいりました。 アクセスの悪い閑静な住宅地になぜこの施設を建てたのか謎ですが、内容は…

10月定例会と「SOSEKIチャレンジングアワード」

10月23日、オンラインで定例会を開催しました。 先月の定例会で決めた同人誌のテーマをもとに、各自が小説の構想を持ち寄りました。純文学、SF、ファンタジー、児童文学など、『竜骨座』らしく多様なジャンルを楽しめる同人誌になりそうです。 来年5月に発行…

文学フリマ福岡に行ってきました

今年からCarinaに福岡支部ができました。 出店は残念ながら抽選漏れしてしまったので、今回は客として福岡文フリに初参加しました。 規模感こそ東京には及ばないものの、人の熱意はそれ以上だったのではないかと感じました! 来場者数も過去最多だったようで…

9月定例会と小説リレー

9月25日、オンラインで定例会を開催しました。 議題は「来年5月に発行する同人誌のテーマについて」。今回決めたテーマをもとに、来月は各自作品の大筋を持ち寄ります。決定したテーマは追ってお伝えしたいと思います。お楽しみに。 定例会のあとは小説リレ…

「ショパン、聴いてきました」

お盆休み、いかがお過ごしでしょうか。台風が去ったかと思えば今度はカンカン照りで厭になっちゃいますね! むしゃくしゃしたので、先日ピアノのソロリサイタルを聴きに大宮へ行ってきました。毎日ショパンを聴かないと脳髄が狂ってしまう人間なので、プロの…

「夏なんです」

酷暑と、熱帯地方を彷彿とさせるスコール(豪雨)の繰り返しでまいってしまいますね。就職で上京して3年半経ちました。西日本より東京は涼しくて過ごしやすかった筈でしたが、最近は全然そんなことはなく、ひたすら熱波に打ち拉がれています。 耳学問にはな…

『市民ケーン』(原題:Citizen Kane, 1941)

『第三の男』で有名なオーソン・ウェルズ監督のアメリカ映画。 不朽の名作として、必ずといっていいほどヨーロッパでも名前が挙がってくる映画(c.f. https://m.imdb.com/title/tt0033467/)。 「バラの蕾(rosebud)」という謎の遺言を残し、この世を去ったか…

「石原慎太郎と西村賢太が死んだ」

歯に衣着せぬ物の言い方で有名な二人が立て続けに死んだ。太宰や安吾のような無頼派とも一筋違う、まさに己の身をもって無頼漢のような生き方を体現した二人だった。それだけに世間の反撥も凄まじいものであっただろうし、気の休まる時間も少なかったのでは…