「九州最後の炭鉱の島」へ
4月某日、サークルメンバー有志で「九州最後の炭鉱の島」池島へ出掛けました。
池島は長崎県の瀬戸港からフェリーで約30分、周囲約4kmの小さな島です。
2001年まで現役の炭鉱があり、九州最後の炭鉱の島として知られています。
今はほとんどの住民が去り、かつての炭鉱住宅が風雨にさらされるままになっているのですが、まだこの地で生活している方もいます。
炭鉱ツアーの時間まで島内を散策しました。
至る所に残されているベルトコンベアや選炭工場、ジブローダーなどのかつての施設が、雑草の中に静かに佇んでいる様子はなんともロマンチックです。
当日は晴れ、青い空と海にはさまれてそのままタイムスリップできそうな感覚に陥りました。
とはいえ、ここは有人島。洗濯物が干されている家があったり、また新しい車が停まっていたり、選挙ポスターが貼られていたりするのです。
遺構と生活が入り混じる不思議な島でした。
その後の炭鉱ツアーでは、元炭鉱マンの情熱的な解説を楽しめました。
あっという間の池島探訪。
島の生活状況や建築物の風化具合は年々変わります。ぜひ今のうちに訪れることをおすすめします。
みなさんだったら、この島でどのような物語を思い浮かべるでしょうか。
【サークルメンバー募集のお知らせ】
当サークルは文芸創作サークルではありますが、廃墟・遺構好きも多く在籍しています。
文学と廃墟に興味のある方、一緒に活動しませんか?
全国・全世界からの参加が可能です。お待ちしています。