文芸誌『竜骨座』

自由な創作活動を楽しむ文芸・文学サークルcarina。文芸誌『竜骨座』の作成。

パンダプレートと春画展

もういくつ寝るとお正月ですね。今年も残すところあと数日です。
標記の件、11月頭の話にはなりますが、Carina一同で上野と銀座へ行って参りました。

諸事情により一部不参加のメンバもいましたが、東京組と福岡組が一堂に会するのも久方振りです。

最初に、私のかねてからの希望で、上野公園にあります「精養軒」で昼食をとりました。
明治5年創業の日本でももっとも歴史の長い西洋料理店の一つであり、東京でも指折りの老舗です。
文豪に愛されたことでも有名であり、夏目漱石から井上ひさしに至るまで多くの文学作品にも登場しています。

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写真は、私とRさんが注文した「パンダプレート」です。まさに、大人向けの「お子様ランチ」とでも形容すべきでしょうか。
子どもの頃デパートの最上階にあるレストランで食べたような、昔懐かしいお子様ランチの味でした。

次に、福岡組のMの発案で、つい先日まで銀座で開催していた「銀座の小さな春画展」を鑑賞して参りました。
ポルノグラフィの類には頗る疎い私は、最初は正直気乗りしていませんでしたが、「春画」と聞くやいなや童子のように目を輝かせるMを見て、ようやく重い腰を上げたのでした。

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猥褻物陳列罪に抵触するため、さすがに絵の全貌は掲載できませんが、鮮烈なイメージを植え付けるような絵です。
屹立した男根と、それを包み込むように迎える女陰。人目を忍ぶようにして情事に及ぼうとする二人。
元来セックスという行為に何の後ろ暗いところなどないはずなのに、隠れて愛を育もうとするこの二人にはどこか哀愁が漂っております。
否。お天道様に顔向けできない愛となれば、もしかすると不倫なのか……。

皆さん、良いお年をお迎えください!